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投稿日:2017年09月26日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
老人ホームや介護施設への入居をはじめて検討するとき、入居条件や費用などがまっさきに気になると思います。
しかし、老人ホームや介護施設とひとまとめにされていますが、特養のような公的施設と有料老人ホームのような民間施設があり種類がたくさんあります。
また、介護施設の種類によって介護サービスの内容にもそれぞれの種類ごとに特徴があります。
特に介護保険制度によって、運営できる事業者や利用できるサービスが細かく分類されたり、提供される介護サービスも一般人には複雑でわかりにくくなっています。
その結果、介護施設の種類にも多様性が生まれています。
ひとくちに介護施設といっても、利用者である高齢者が要望する生活にも多様性があります。
きめ細かいサービスを制度的に提供しようとすると、介護施設が利用条件ごとにその種類が細分化されていきます。
ここでは、これらの介護施設を、介護保険制度を軸にして理解を深められるように説明しています。
老人福祉法の第5条の3に規定されたものとして、老人デイサービスセンター、老人短期入所施設、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、老人福祉センター、老人介護支援センターなどの種類があります。
介護保険制度とは異なる根拠によって、これらの介護施設は設立されているため、すべての施設で介護保険サービスを受けられるわけではありません。
介護施設の種類 | 対象 | 対応範囲 |
特別養護老人ホーム | 65歳以上/要介護3以上 | 入浴・排せつ・食事等の日常生活の世話、機能訓練、健康管理、療養上の世話を行う |
養護老人ホーム | 65歳以上/自立した方 | 環境上の理由、及び経済的理由により、家庭での生活が困難な高齢者の養護すること |
軽費老人ホーム | 家庭環境、住宅事情等の理由により居宅において生活することが困難な高齢者 | 低額な料金で、食事の提供その他日常生活上必要な便宜を図る 食事サービスの提供があるA型と自炊のB型がある |
ケアハウス | 60歳以上の単身者または、夫婦のどちらか一方が60歳以上 要支援・要介護受け入れ可 |
軽費老人ホームの一種 自立した生活を継続できるよう構造・設備等の面で工夫されており、各種相談、食事サービスの提供、入浴サービスの提供のほか、緊急時の対応機能も備える |
老人デイサービスセンター | 日常生活を営むのに支障のある高齢者 | 入浴、食事の提供、機能訓練、介護の方法や生活等に関する相談および助言、健康診査等のさまざまなサービスを日帰りで提供する |
老人短期入所施設 | 居宅において介護を受けることが一時的に困難となった方 | 本人の心身の状況や、家族の病気・冠婚葬祭・出張等のため、又は家族の身体的・精神的な負担軽減等を図るためために、介護や日常生活を支援する |
老人福祉センター | 地域の高齢者 | 無料又は低額な料金で、各種の相談に応ずるとともに、健康の増進、教養の向上及びレクリエーションのための便宜を総合的に供与する |
老人介護支援センター | 居宅介護を受ける老人とその養護者 | 老人福祉に関する専門的な情報提供、相談、指導および老人福祉事業者と間の連絡調整、その他援助を総合的に行う |
老人保健施設 | 家庭で過ごすには少し不安な心身状態の方 | リハビリを中心とする医療的ケアと日常的な看護・介護サービスを提供することにより、1日も早い家庭復帰を図る |
認知症対応型共同生活介護(グループホーム) | 65歳以上 要支援2~要介護5 |
食事の支度や掃除、洗濯などを利用者と介護職員が共同で行うことにより、認知症の進行を穏やかにし、利用者が能力に応じて自立した日常生活を営むことができるようにする |
【参考・参照サイト】公益社団法人全国老人福祉施設協議会
在宅型の介護保険サービスを直接提供できる種類の施設では、デイサービスやデイケア、ショートステイなどのサービスが提供可能です。
デイサービスとは通所介護といわれる種類のものです。
デイサービスは、日帰りで老人介護施設に通い、食事や入浴などの介護や、機能訓練等を受けることを指します。
普段から外出の機会の少ない高齢者にとって、他の利用者と接することにより、引きこもりや孤立を防ぐことができる介護施設の種類として知られています。
またデイサービスを使用することで、家族の負担が軽減されます。
デイケアとは、通所リハビリテーションと呼ばれる種類のものです。
老人保健施設・病院・診療所などの介護施設において、日帰りでリハビリを受けることを指します。
デイケアでは、高齢者が自立した生活を送れることを目指したリハビリやトレーニングを行います。
歩行練習や入浴・トイレ動作などの日常生活動作の訓練などが主なメニューとなっています。
デイケアをおこなう介護施設には、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などさまざまな種類の専門職が在籍しています。
利用者は、主治医の指示のもとに理学療法・作業療法・言語聴覚療法などを受けます。
ショートステイとは、短期入所生活介護と呼ばれる種類のものです。
ショートステイでは、数日から最大30日まで介護施設に入所し、介護や機能訓練などを受けながら、日常生活を送れます。利用には要介護1以上の認定が必要となります。
介護する家族が留守だったり体調を崩してしまったりしたときに、介護が必要な方を預けることができる介護施設の種類です。
もし利用者に医療的なケアが必要な場合には、短期入所療養介護(医療型ショートステイ)が利用できます。
介護施設のうち、入所型の介護保険サービスを直接提供できる施設には、グループホームや老健、特養などがあります。
認知症高齢者グループホーム、または認知症対応型共同生活介護とも呼ばれる種類の介護施設です。
グループホームは地域密着型の介護施設になります。
入居者9人以下の単位で共同生活を送りながら、入居者同士で助け合い、認知症の信仰を緩やかになるように、入居者ができることは入居者が行うようにプログラムされています。
そのため、自立して日常生活が送れなくなったり、慢性疾患などで医療ケアが必要になったりすると介護施設から退去を要請されることもあります。
介護老人保健施設とは、一般に老健として知られている種類のものです。
医師による医学的管理のもとに看護や介護、リハビリなどを提供する介護施設になります。
介護が必要な高齢者の自立を支援し、家庭への復帰を目指してます。
このような介護施設を利用するためには、要介護認定を受けた方で、リハビリを必要とされる方という条件があります。
入所条件は厳しいですが、利用者の状態にあったサービスを受けることができて、夜間も安心の体制が整えられています。
特別養護老人ホームは、一般に特養と呼ばれる介護施設です。
老化によって介護を必要とする65歳以上、要介護3以上の方が入居可能です。
特別養護老人ホームは、日常生活を営むのに必要な介護や、リハビリを行う介護施設になります。
社会福祉法人や自治体などによって運営されており、入居に際しては、施設が行う入居判定会議などで審査されます。
申込の順番ではなく、緊急性が高いと判定された方から優先的に入居できる介護施設の種類です。
有料老人ホームのような一時金がなく、所得に応じて利用料が軽減されるなどの利便性が高く、誰でも利用できるのが特徴です。
費用が低く抑えられることから、大変人気が高い種類の介護施設となっています。
介護療養型医療施設とは、重度の要介護者に対し、充実した医療処置とリハビリを提供する介護施設のことです。
医療法人が運営する場合が多いため、療養病床の種類に分類されていることが多く、入居者100人につき医師3人が常勤し、重度の要介護者向けの「介護療養病床」、重度の認知症患者向け「老人性認知症疾患療養病床」の2種類に分けられています。
この介護療養型医療施設は、要介護の認定を受けた方でなければ入居できません。
また、あくまでも医療機関であるため、寝たきり患者に対する医学的ケアが中心となります。
特別養護老人ホームのような介護施設とは異なり、状態が改善すれば、退所を求められます。
介護付き有料老人ホームは、都道府県から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた有料老人ホームのみ「介護付き」有料老人ホームと呼ぶことができます。
そして、人員基準やバリアフリー設備の完備など、運営基準が厳格に決められています。
都道府県から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けると1日当たりの介護保険額が定額となるため、介護付き有料老人ホームは入居メリットが高く、人気の介護施設の種類です。
なかでも介護専用型の有料老人ホームでは、要介護5の方まで受入れています。終の棲家として、人生の最期のときまで介護施設で生活できます。
重度の要介護者の受け入れを前提としているため、介護専用型の有料老人ホームには要介護1以上でなければ入居できません。
介護施設が直接的に介護保険サービスを提供しておらず、別途手続きが必要な介護施設の種類もあります。
訪問介護や訪問看護、デイサービスを利用できる介護施設には、養護老人ホームやケアハウス、有料老人ホームなどがあります。
養護老人ホームとは、自立した65歳以上の高齢者が入居可能な種類の介護施設です。
生活保護受給者や、低所得で家賃が払えないといった理由から自宅で生活ができない方が入所対象となります。
要介護1以上の認定を受けていると、原則として入所できません。
また入所にあたっては、地方自治体の審査が必要です。
入所条件を満たす生活環境・経済状況にあるかどうかが、審査では最も重視されます。
審査は、福祉施設や医療機関、地域包括センターが行います。
家族との同居が困難な理由があり、援助を受けられない種類の人を対象にした介護施設が軽費老人ホームです。
軽費老人ホームは、低料金で日常生活の支援を受けられる介護施設として位置づけられ、「A型」「B型」「C型(ケアハウス)」の3種類があります。
A型は食事の提供と生活支援サービスがあります。高齢者で独居生活に不安があるにもかかわらず、家族の援助が受けられない種類の方が対象になります。
B型は、A型の入居条件に、食事は自炊型のサービスになります。
C型は、一般にケアハウスと呼ばれています。介護サービスを備えた「介護型」と外部の介護サービスを利用する「自立型(一般型)」に分けられます。
自立型は60歳以上、介護型は65歳以上が入居可能となります。
ケアハウスでは、食事の提供のほかに生活支援サービスが受けられます。
健康型有料老人ホームとは、日常生活のサポートを受けられ、日常生活を楽しめる設備が整っている介護施設の種類です。主に民間事業者が運営しています。
健康型有料老人ホームでは、ほとんどの家事を施設スタッフに依頼できます。
また、生活を楽しむための図書室やスポーツジム、シアタールーム、カラオケやトレーニングルームなどのほかに趣味や生活を楽しめる娯楽室などが用意され、その種類も充実しています。
居室の広さは13㎡以上と規定されており、トイレ、浴室、キッチンなどが付属しています。一般に、居室面積は規定より広めのところが多いようです。
入居者は自立した生活が送れることが条件のため、介護度が上がると退去となることがあります。
有料老人ホームが提供する生活援助サービスと、外部の介護サービスを利用しながら、自分のペースで生活できるのが住宅型有料老人ホームです。
介護が必要な場合は、担当ケアマネージャーがケアプランを作成し、適切な介護サービスを利用できます。
施設には居宅介護事業所が付属している場合が多く、介護スタッフは24時間常駐しています。
介護施設の入所が決まったら、引越しになりますが、その前に入所準備の一つとして、今まで住んでいた部屋や家の片づけをしなければいけません。
必要最低限のものしか持っていけませんので、生前整理を行い、不用品を処分しておく必要があります。
粗大ごみに出すのもよいですが、一度に全ての不用品を処分してくれませんので、急いでいる場合は業者に依頼するのがよいでしょう。
不用品回収業者に依頼するのも良いですが、もっと賢い方法に、生前整理業者に依頼するといった方法があります。
生前整理業者は、きちんと資格を持ったスタッフが、依頼主の気持ちを汲み取り親切に的確に不用品を仕分けて処分してくれます。
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公的介護施設も民間老人ホームも、受けたい介護サービスの種類と、入居者の健康状態や経済状態によって、選択肢の種類もさまざまです。
入居者の多様性に合わせた介護サービスや生活援助、副次的なサポートなどの種類の豊富さによって、どこまでが介護保険制度の利用が可能なのかわかりにくくなっています。
また、入居者の健康状態を示す要介護・要支援の状態によって、入所可能な介護施設が異なってきます。
どの種類の介護施設を選ぶのかは、入居の条件となる事柄を十分に吟味する必要があるといえます。
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