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投稿日:2017年03月27日 更新日:2021年03月30日
ゆーすけ |片付け部編集長
片付けが好きで、妻を巻き込んで毎週断捨離を行っています。仕事でも遺品整理、ゴミ屋敷、生前整理、不用品回収、特殊清掃の現場に行き、プロの技を学んでいます。片付けをしたい方にとって有益な情報をお伝えいきたいと思っています。
孤独死を防ぐためには、下記の3つのことが大切だと言われています。
今や5人に1人が65歳以上の高齢社会です。高齢者の1人暮らしが増加して、その結果高齢者の孤独死が増え社会問題となっています。
孤独死は、誰にも看取られなかった亡くなった本人だけではなく、看取る事が出来なかった家族にとってもその悲しみや苦しみは、想像しがたいものがあります。
本人も残された遺族も辛い思いをしないために、孤独死を防ぐにはどうすればよいのか考えてみましょう。
オコマリは、特殊清掃を始め遺品整理やゴミ屋敷片付け、片付け、木の伐採や剪定といった生活のお困り事を解決するサービスを提供しています。特殊清掃に関して専門知識のあるスタッフが親身になって無料で相談に乗っておりますので、0120-916-397までご相談いただければと思います。
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孤独死を防ぐためには、まず孤独死の定義を知っておきましょう。
孤独死という言葉は世間に認知されていますが、現在の所は孤独死に関する定義はまだありません。そのため、警察の死因では変死とされ、行政上では孤独死とされることが多いようです。
一般的な考えでは、誰にも看取られることがなく、1人で亡くなった場合を孤独死と言います。
孤独死の増加と共に、1人で亡くなっていてもすぐに発見された場合ではなく、1週間以上経過した後に発見された場合を孤独死と言うケースが増えているようです。
高齢者の人口が、増加の一途をたどっている現在、孤独死する高齢者が増加することが予測されます。
孤独死を防ぐためには、まずは孤独死になる原因を理解するところから始める必要があります。
孤独死はなぜ起きるようになったのでしょうか?ここでは孤独死の原因となる2つの時代背景を解説します。
孤独死が増えている大きな原因は、1人暮らしの高齢者が増えてしまった事にあります。
昔ならお年寄りと暮らす3世代同居の家庭が多くありました。
しかし、近年は核家族化進み親と暮らさない人が増えており、親の方も子供に迷惑を掛けたくないと1人で暮らすことを望む人が増えています。
1人暮らしの高齢者でも家族と親密に連絡を取っている人もいますが、孤独死するような高齢者は家族と疎遠になってしまっている人が多い現実があります。
子供や家族と疎遠になってしまっていることで、異変が起きても家族に気付いてもらえず発見が遅れてしまいます。
子供も親のことが気になっても、自分の生活に余裕がない人が増えており、たとえ子供が近くにいても面倒をみるという事が難しい時代になっています。
昔は近所付き合いがあり、隣近所の人と立ち話をしている光景もよく見かけました。
しかし、最近では近所付き合いを面倒がる人が増えて、近所の人とコミュニケーションを取る機会も無くなっています。
なかには、隣にどんな人が住んでいるかも知らないというケースも珍しくもなく、無縁社会と呼ばれる時代になりました。
特に高齢者の場合には、身体が衰えており外に出歩く機会が少なくなっており、近所の人と会う機会がありません。
近所付き合いが薄れたことで、高齢者が孤独死していても近所の人が気付くこともなくなっています。
昔なら隣のおじいちゃんやおばあちゃんが姿を見せなかったら、誰かが心配して様子を見に行ったはずです。
このように現在では、人と人の関係が薄れており、他人を気にしない世の中になって来ました。
結果的に孤独な高齢者を多く作ってしまい、孤独死という最悪な事態を招いています。
高齢になって身体が弱っても、経済的な理由で病院に行く事が出来ない状況に陥ってしまったり、1人で暮らすのが厳しい状況になってもお金がなく老人ホームに入れない人が増えていることも原因の一つで、周囲に頼れる人がいない高齢者が増えています。
孤独死の原因を見てきたので、孤独死を防ぐための対策をお伝えしていきたいと思います。冒頭でもお伝えしましたが、孤独死を防ぐための対策は主に3つあります。
ここでは、その対策の詳細を見ていきましょう。
孤独死を防ぐための対策の1つ目は、繋がりを持つことです。
高齢者を支えるための周囲の環境も当然必要ですが、まずは高齢者自身が自分から社会との繋がりを持つことが重要です。
仕事や趣味、ボランティアなど現在では、高齢者が社会と繋がって行くための社会の受け皿は増えています。
動けるうちは社会参加した方が、多くの人と繋がりを持つことが出来ますし、自分自身の生きがいを見つける事が出来て参加することで友人を作る事が出来ます。
孤独死を防ぐための対策の2つ目は、自分から積極的に他の人に子供や親族に連絡を積極的に取ることです。
今若い世代は余裕が無い人が増えており、子供の方から連絡をするのは難しくなっています。高齢者が増加している現在、高齢者自身が個々に自分を守るための対策を行うことも必要です。
連絡を頻繁にとっておけば、何かあった時に連絡が途絶えたことをきっかけとして、連絡を取っていた方がアクションを起こしてくれる可能性があるからです。
なかなか自分から連絡を取ることは難しい方もいらっしゃいますが、自分の将来を考えたときの行動としては非常に大切なものになります。
孤独死を防ぐための対策の3つ目は、行政のサービスを利用することです。
核家族化が進む現在、親と一緒に住むという事は難しい時代になっています。しかし一緒に住んでいなくても、自分の親が住む自治体などで高齢者の1人暮らしの対策があるかを調べてみて利用出来るサービスがあれば利用してみるのも一つの手段です。
また民間企業も1人暮らしの高齢者を対象とした見守りサービスなどを行っており利用することも出来ますし、日用品や宅配食のサービスなどを行っている民間の企業も増えています。
最近では介護を受けていなくても入居出来る高齢者住宅も増え、職員が日々安否確認や健康管理などを行ってくれますし、同じ世代の高齢者が多く入居していますのでそこで友人ができ、施設ごとにさまざまなサークルなどを行っている所もあります。
介護施設なども増加して、高齢者自身が自分に合った施設を選ぶ事が出来る時代になって来ました。
親が孤独死してしまったら子供は悔やみきれない後悔の気持ちを背負ってしまう事になります。
そうならないために、自分が親と一緒に住むことが出来ない場合、親の所に行く事が出来ない場合には利用出来るシステムを探して利用する事で親が孤独になるのを防ぐ事が大切です。
それぞれの地域には、相談窓口がありますから親が孤独死しないよう、相談してみることも出来ます。
地域ごとの取り組みで孤独死を防ぐために、自治会で1人暮らしの高齢者の家を訪問し声掛けをしたり、民生委員が高齢者の家を週に1回訪問し直接安否を確認したりしている自治体もあります。
また民生委員が高齢者の相談に乗ったり、もし支援の必要な状況にある場合には関連機関に連絡を取ったりもしています。
孤独死を防ぐ対策をしていたも、孤独死が発生してしまうことはあります。そんな時にはどのようなことをすれば良いのか?をここでは解説していきます。
遺品整理に関して、孤独死でもそうでなくとも関係ないのではと思いがちです。確かにどのような亡くなり方をしたとしても、遺品整理は必要です。
しかし、孤独死というのは普段から誰かとの交流が少なかったり、親しい人はいても自宅に来る事がめったになかったりという風に、自宅にあるものを知っている人が少ないのです。
その為、いざ遺品整理をする段階になって、貴重品の置き場所やどの遺品を誰の為にとっておけば良いのか等が分からず、遺品整理に時間がかかってしまいます。
したがって、孤独死の場合の遺品整理にはより時間や手間、集中力が必要となってきます。
関連記事:遺品整理について詳しく知りたい方はこちら
「遺品整理とは」
特殊清掃とは、事故や事件等、文字通り特殊な所で清掃を行う時に使われる言葉です。孤独死も特殊清掃の対象に含まれます。
孤独死をした遺体の発見が遅れた場合、家の中には強烈な死臭が立ち込めています。これは遺体が放置されていた期間が長い程、酷いものになっていきます。
臭いが悪化していく原因の1つとして、家の中の温度や湿度環境が挙げられます。その環境によっては雑菌が繁殖し、遺体が腐っていくスピードも早くなっていきます。
この死臭の発生源は、遺体から流れ出てくる体液によるもので、血液や排せつ物など様々なものが混ざった状態でそのままになっているのです。
したがって、孤独死の場合の特殊清掃には、通常の清掃ではまずやらない清掃の仕方が求められるのです。
関連記事:特殊清掃について詳しく知りたい方はこちら
「特殊清掃って?遺体発見からお部屋がきれいになるまで」
孤独死はもはや社会問題となり広く認知されています。
孤独死を防ぐには、高齢者自身も積極的に親族と連絡を自分から取る事や、地域で利用出来るサービスを利用して社会と繋がって行く事が大切です。
悲しい孤独死を迎えないために、高齢者自身も積極的に人と関わって行き寂しい最期を迎えないようにする努力も必要です。
親が高齢になってしまった子供も、一緒に住むのが難しい場合には地域のサービスや民間のサービスなどを親が利用出来るように手助けをしてあげる事も必要です。
理想を言えば、1人暮らしをしないのが一番で、家族と一緒に暮らすか老人ホームに入居する事が一番の見守りになります。
しかし、現実は家族と住むのが難しく老人ホームに入居する費用がないなどの事情を抱えている人も数多くいます。
これから高齢者の数はさらに増加し、1人暮らしの高齢者の数が増え結果的に孤独死の人が増えてしまう事が予測されます。
孤独死を防ぐには、無縁社会ではなくお互いが支え合う社会になる事が理想である事を1人ひとりがもう一度考えなければいけない時代が来たのかもしれません。
孤独死について詳しく知りたい方はこちらを御覧ください
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