ゴミ屋敷は、自力での片付けは困難を極めます。

自力で片付けられない場合、業者に依頼するという選択肢がありますが、「ゴミ屋敷の片付けを業者に頼むと、費用がたくさんかかりそう・・・」と思っている方は少なくありません。

そこで、実際にゴミ屋敷の片付けを業者に依頼した際の費用についてご紹介したいと思います

目次

ゴミ屋敷になってしまう原因

ゴミ屋敷になってしまう原因

ゴミ屋敷とは、敷地内に収まりきらないほどのゴミで埋め尽くされた住居をいいます。

ゴミ屋敷問題は各地で起きており、これからも増加していくであろうことが懸念されています。

このゴミ屋敷問題を解決するのは容易なことではありません。しかし、放っておけば誰も片付けることが無く自体は悪化する一方です。

ゴミ屋敷問題を解決する第一歩は、どうしてゴミ屋敷になってしまうのか、その原因を知ることです。原因は様々ありますが、ただ単に「だらしないからゴミを捨てない」というわけではないようです。

もっと複雑な心理によってゴミ屋敷になってしまうようです。では、具体的にその原因についてみていきましょう

高齢ゆえに片付けられない

ゴミ屋敷に住んでいるのは、多くが高齢者です。

高齢者は、年齢と共に社会とのかかわりが薄くなっていきます。来客の機会も無くなれば、片付けや掃除をこまめに行い、家を清潔に保つ必要もなくなります。

人と会う機会も減ると、身だしなみを整えたり身の回りをこぎれいにしておくことに興味が無くなります。

社会からの隔離感に加えて、高齢者は体力的な面でも不安を抱えています。ゴミが溜まってきたら片付けをしたいと思っても、気力や体力が追い付きません。

さらに、戦後の物資不足の時代を生きてきた高齢者は、ものを捨てることに非常に抵抗を感じます

まだ少しでも使えそうなものは決して捨てようとはしません

また、高齢者はものに思い出を重ねている場合が多く、それもものを捨てられない気持ちに拍車をかけています。

抑うつ状態が原因で片付けられない

抑うつ状態とは、気持ちが沈んでいる状態です。抑うつ状態になると、生きるための活動が低下してしまいます。

新しく何かを始めたり何かに興味を持つということが無くなります。

その結果、掃除や片付けなどをする気力もなくし、ゴミ屋敷になってしまいます

認知症が原因で片付けられない

ゴミ屋敷に住んでいる高齢者は、認知症を発症しているケースが多くみられます。認知症は、精神機能が減退してしまうということもあり、掃除や片付けなどが出来なくなってしまいます。

また、物忘れの症状も出ることから、同じものを何度も買ってしまい、結果的にものが増えすぎてゴミ屋敷化が加速してしまいます

強迫性貯蔵症が原因で片付けられない

強迫性貯蔵症とは、強迫性障害の一種で、持ち物を捨てるという行為に強く抵抗するのが特徴です。

頭では片付けの必要性を感じ、片付けたいと思う一方で不用品を捨てることができません。

心療内科を受診し、投薬での治療を受ければ、治癒が期待できます。

多動性注意疾患が原因で片付けられない

片付けが苦手で、小さな頃から落ち着きがなく集中力もなかった方などは、多動性注意疾患(ADHDの可能性があります。

確実な治療法はまだ発見されていませんが、行動療法を行うことで一定に改善が見込まれます。

また、周りの人の協力で、改善されることもあります。

関連記事:ゴミ屋敷の原因について詳しく知りたい方はこちら
ゴミ屋敷は精神疾患が背景にある?

ゴミ屋敷を自分で片付ける際の費用

ゴミ屋敷を自分で片付ける

ゴミ屋敷を自分で片付ける場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?

ここでは自分でゴミ屋敷を片付ける際の費用を算出してみたいと思います。

ゴミ屋敷の片付けに必要な掃除用具等の費用

まずゴミ屋敷を片付けるには掃除用具などを準備する必要があります。

準備すべき掃除用具は下記のようなものです。

  • 軍手・ビニール手袋
  • ゴミを入れる自治体指定のごみ袋
  • 古新聞や雑誌をしばる紐
  • 食器用洗剤と住居用洗剤
  • ぞうきんやぼろ布、除菌シート、箒や塵取り、掃除機など
  • 殺虫剤など

片付けに必要なこれらの掃除用具等を揃えると、おおよそ3,000~5,000円位の相場になります。

片付けで出た粗大ゴミの手数料の相場

一般的に言われている粗大ごみとは、「家庭用パソコンを除く家庭生活で生じた高さ・幅・奥行のいずれか1辺が30㎝を超える家電リサイクル法で指定されていない家電製品とガスや石油器具、家具、寝具、自転車など」になります。

しかし、粗大ゴミの定義は、自治体ごとに決められているので、自分の居住地の自治体に確認しましょう。

ゴミ屋敷の片付けを自分でする場合には、自分で自治体に片付けで出てきた粗大ゴミの回収依頼をしなければなりません。

粗大ゴミの回収手数料は、自治体によって設定されていますので、自分が居住している自治体に問い合わせする必要があります。

では、自分でゴミ屋敷の片付けを行った時に出た粗大ゴミの回収を自治体に依頼する場合の回収手数料の相場を一部みていきましょう(東京都練馬区の例)。

品目 料金
ベッド(本体のみ) 1,200円~2,800円
掛け布団 400円
敷き布団 400円
タンス 400円~2,000円
ソファ 800円~2,000円
テーブル 800円~2,000円
1,200円
食器棚 400円~2,000円
収納ケース 400円~2,000円
カーペット 400円~2,000円

リサイクル家電にも費用がかかる

粗大ゴミ以外に処分費用が掛かるのが、リサイクル家電です。

エアコン、洗濯機、乾燥機、冷蔵庫、冷凍庫、テレビについては、リサイクル家電として処分費用を負担する必要があります。

メーカーによって処分費用がことなりますが、大体1,500〜5,000円が費用相場です。

この処分費用に加えて、収集運搬費用が上乗せされた金額が支払わないといけない金額です。収集運搬費用は、1,000〜5,000円が相場になっています。

したがって、「処分費用+収集運搬費用」の平均費用は5,000円〜10,000円ほどになります。

自分で片付けるメリット

さて、ここまで自分でゴミ屋敷を片付ける費用をお伝えしましたが、自分で片付けるメリットは何なのでしょうか?

ゴミ屋敷を自力で片付ける場合のメリットとしては、費用が安く抑えられるという点があります。ゴミ袋やマスク・手袋・ごみを運ぶ台車など、片付けに必要なものを準備する費用のみで済みます。

また、他の人に家の中の状態を見られずに済むので、ゴミ屋敷だということがばれずに済みます

他にも、片付けをする気になった時に始められるので、自分の都合に合わせて片付けができるということもメリットとして挙げられます。

自分で片付けるデメリット

デメリットとしては、これまで溜め込んできたごみを片付けるのは想像以上の忍耐力を必要とします。

大きなごみを運ぶのは大変ですし、ごみの分別も骨の折れる作業です。これらの理由から、片付けをあきらめてしまうケースが多々見られます

費用が安く抑えられるメリットよりも、片付けが大変で途中であきらめてしまうデメリットの方が上回ってしまうのが現実です。

ゴミ屋敷の片付けは、自力でというよりも、プロの業者に依頼する方が解決の近道になります

関連記事:ゴミ屋敷の片付けの方法について詳しく知りたい方はこちら
ゴミ屋を片付けるコツと手順は?

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する費用

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する

本来であれば、費用が発生する業者に片付けを依頼することなく自分で片付けられるのが一番の理想です。ですが、先にも述べましたように、溜め込んだゴミの片付けは想像以上に難航します。

そこでまずはゴミ屋敷の片付けを業者に依頼するメリットとデメリットを見てみましょう。

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する依頼するメリット

ゴミ屋敷の片付けを、業者に依頼するメリットとしては、プロの技術で片付けを行うので、短時間で確実な片付けが出来るということです

周囲の人にゴミ屋敷であることがばれてしまうこともなく、自分は片付けに加わる必要もありません。

自分で片付けられるか業者に依頼したほうがいいのかの判断基準として、次に該当するゴミ屋敷の片付けであれば、業者に依頼する方が無難です

  • ゴミが天井近くまで積み重なっている
  • 3LDK以上の広さがあり、全ての部屋がゴミ屋敷状態になっている
  • キッチン、風呂、トイレなどの水回りが使用できなくなっている

自力で片付けられるかの目安の判断基準として、このようなゴミ屋敷になっている場合は、費用がかかってでも、業者に依頼することをおすすめします。

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する依頼するデメリット

デメリットとしては、やはり費用がかかるということです

業者に片付けを依頼する場合、自力での片付けよりも高い費用がかかります。しかし、費用を払った分、割り切って片付けを依頼することができます。

ゴミ屋敷であることが誰にも知られずに、短時間で確実な片付けを行ってくれるプロになら、多少高い費用がかかったとしても、納得できるはずです

ゴミ屋敷の片付け費用

ゴミ屋敷の片付け費用

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼した場合、気になるのはやはり費用のことです。

これは、家の大きさやゴミの量によっても異なりますが、以下の場合についての大よその費用の目安についてご紹介します。

ワンルームの床一面にゴミが広がっている場合

ワンルームマンション1部屋だけがゴミで一杯になっているという状況の場合、費用は比較的安く済みます。

ゴミ屋敷清掃を行っている業者では、「軽トラ1台分」等のパック料金を設定しているところもあり、人件費・処分料など込み込みで3~4万円ほどの費用で対応しています

粗大ゴミだけでなく、資源ゴミや不燃ゴミなど本来回収日に出すべきゴミについても、全て引き取ってくれます。

このようなゴミは処分も簡単なので、費用もそれほどかからないようです。

ワンルームの天井までゴミが積まれている場合

ゴミが天井まで高く積み上げられていて、ドアを開けることすら困難であるような部屋にも、お得なパック料金を利用すると、費用が抑えられます。

ただ、ゴミの量がさらに多くなるため、軽トラでは収まりきらず、2トントラックになることがあります。その場合の費用は、5~8万円程度になります

家一軒がゴミ屋敷になっている場合

家一軒がまるごとゴミ屋敷になっている場合は、費用はかなりかかることを覚悟しなければなりません。

ゴミの量によっても違ってきますが、例えば2トントラック2台分利用する場合、費用は20~30万円程度になります

家の広さやゴミの量によっても料金が変わってくるため、業者に依頼する際には、きちんとした見積もりを作成してもらうことをおすすめします。

費用と作業内容の確認は大変重要です。

行政代執行がなされた場合

ワンルームのゴミ屋敷片付けであれば、天井までゴミが積まれている場合でも、10万円程の費用で済むようですが、家一軒がゴミ屋敷という場合はまとまった額の費用がかかってしまいます。

しかし、その費用を惜しんでゴミ屋敷のまま放置しておくと、「ゴミ屋敷条例」を基に「行政代執行」が行われてしまう場合もあります。

通常、ゴミ屋敷であっても個人の財産なので、行政が勝手に処分することはできません。しかし、ゴミ屋敷は悪臭や害虫の発生など、社会に悪い影響を与え、多くの問題を引き起こしてしまいます。

そのため、自治体がゴミ屋敷の住人に対して指導や勧告を行いますが、それに従わない場合、自治体が撤去費用を立て替えて、ゴミを処分できることになります。

しかし、その費用は一時的に自治体が立て替えることになりますが、結局はゴミ屋敷の住人に費用が請求されます

その費用の額は、自治体によって異なりますが、数万円~数百万円になることもあるようです

行政代執行によって、数百万円の費用を支払わなければならない可能性もあるので、やはりそうなってしまう前に、業者に片付けを依頼して、自分のゴミは自分で解決して費用は最小限に抑えておきたいものです。

関連記事:ゴミ屋敷の片付け料金について詳しく知りたい方はこちら
ゴミ屋敷の片付け料金は?

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する際の注意点

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する際の注意点

近年増え続けるゴミ屋敷の数に応じて、ゴミ屋敷片付けの業者もたくさん存在します。

しかし中には、依頼者の足元を見て不当な費用を請求してくるような悪質な業者も存在するため、注意が必要です。

そこで大事なのが、「相見積もりをとる」ということです。

一つの業者だけで決めるのではなく、複数の業者に見積もりを出してもらい、費用と作業内容が見合っているかどうか、ご自身の目で確かめることが大切です。

また、費用が安ければいい業者だということでもありません。

一番大切なのは、「依頼者の立場に立って、親身に片付けを行う」ことができる業者を選ぶということです。

相見積もりを取るなら遺品整理ドットコムがオススメ

遺品整理ドットコムを利用する主婦

「相見積もりを取りましょう」とお伝えしましたが、見積もりにはゴミ屋敷清掃業者の下見が必要になり、その下見には1時間ほどかかります。

一般的に相見積もりは3社が適切と言われているので、3時間も下見に費やさなくてはなりません。

この相見積もりの問題を解決したのが遺品整理ドットコムです。この記事を執筆している遺品整理ドットコムでは業界初の1回の下見で相見積もりが取れるサービスを提供しているので、通常3時間かかっていた下見がたった1時間で済みます。

また、登録されているゴミ屋敷清掃業者は、遺品整理ドットコムのスタッフが1社1社面談をして厳選しており安心です。

問い合わせや下見、見積りはすべて無料ですので、気になる方は一度問い合わせをしてみて下さい。

「ゴミ屋敷の片付け費用の相場は?」まとめ

ゴミ屋敷の片付け

ゴミ屋敷を作り出してしまう人は、高齢の方や抑うつなどの病気などのために片付けができなくなってしまう場合が多く見られます。

また最近では、親御さんの遺品整理やご自身の生前整理の中で、ゴミ屋敷の片付けを検討する方が増えてきています。

ゴミ屋敷の片付けは、自力でするのが理想ですが、現実的には非常に困難です。

そこで、ゴミ屋敷の片付けのプロである業者に依頼することが、ゴミ屋敷解決への近道になります

実際の費用は、部屋の大きさやゴミの量、作業員の人数によって異なりますが、最低3万円位からゴミ屋敷まるごと一軒で30万円位と、想像していたよりは費用がかからないと思われた方も多いと思います。

ゴミ屋敷を放置し、もし行政代執行でゴミ屋敷が片付けられた場合、数百万の費用を請求されるケースもあります。

「ゴミ屋敷を片付けたい」と、思った時が始め時です。

複数の業者に相見積もりを取り、自分で納得のいく費用や作業内容を提示してくれた業者に、ゴミ屋敷の片付けを依頼してみてはいかがでしょうか?

記事を読んでゴミ屋敷に関してもっと知りたい!と思った方は、下記の記事も参考にしてみて下さい。

遺品整理ドットコム
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