「徳島市で空き家を探している」「実家の空き家をどうにかしたい」と考えているあなたへ。このガイドでは、徳島市の空き家に関する購入と売却のポイントを初心者にもわかりやすく解説します。
徳島市ってどんなところ?
徳島市は、四国の東部に位置し、眉山(びざん)から市街地を一望できる美しい街です。阿波踊りで全国的に有名ですが、実は「とくしま動物園」など、家族連れで楽しめるスポットも豊富です。吉野川が市街地を流れ、豊かな自然に恵まれながらも、主要な生活施設がコンパクトにまとまっており、非常に住みやすい環境が魅力です。JR徳島駅周辺には商業施設や飲食店が集まり、買い物や食事にも便利です。
なぜ今、徳島市の空き家が注目されているの?
近年、全国的に空き家が増加していますが、徳島市も例外ではありません。しかし、これは単なる問題ではなく、新たなチャンスと捉えることもできます。空き家が増える背景には、人口減少や高齢化、都市部への移住などが挙げられます。その結果、手頃な価格で物件が手に入る可能性が高まり、特に移住を検討している方や、セカンドハウスを求めている方にとっては大きな魅力となっています。
住宅・土地統計調査(5年ごとに総務省が実施する住宅に関する調査)によると、全国 の空家数は年々増加しており、平成30年調査による全国の総住宅数は6,241万戸と、5年前に比べて304万戸増加し、空家数は849万戸と5年前に比べて29万戸増加していま す。空家率は、13.6%で5年前と比べ0.1ポイントの上昇ですが過去最高となっていま す。徳島市の状況をみると、平成30年の総住宅数は142,650戸で5年前と比べて6,400戸増加し、平成30年の空家数は24,270戸で5年前と比べて750戸増加しています。 全国と比較すると、平成30年の徳島県の空家率は19.5%で前回調査の5年前と比べ2%増加し、全国で4番目に高く四国では1番高くなっています。(「徳島市空家等対策計画(案)(令和4年度~令和8年度」より引用)
空き家を購入するメリットとしては、新築よりも費用を抑えられる点や、自分好みにリノベーションできる自由度の高さがあります。徳島市では、歴史ある町家から郊外のゆったりとした一戸建てまで、多様な空き家が見つかる可能性があります。
一方で、空き家を所有している方にとっては、固定資産税などの維持費や管理の手間、老朽化によるリスクなどが課題となります。しかし、適切な売却方法を知ることで、これらの負担を軽減し、次のステップに進むことができます。徳島市では、そうした空き家対策にも力を入れており、さまざまな支援策が用意されています。
この記事でわかること
この記事では、徳島市で空き家の購入を検討している方には、物件の探し方から自治体の補助金制度、エリアごとの注意点まで、あなたの理想の住まいを見つけるためのヒントを提供します。
空き家の売却を考えている方には、売却方法の選択肢、高値で売るためのコツ、そして徳島市が提供する売却者向けの支援制度について詳しく解説します。
徳島市では空き家バンクはありませんが、その地域特性や、住む上での具体的な注意点も盛り込みながら、あなたの「徳島市の空き家」に関する疑問を解消し、最適な選択ができるようサポートします。
空き家を「購入したい」あなたへ〜徳島市の魅力的な物件を探すヒント〜
徳島市で理想の空き家を見つけるためには、効率的な探し方を知ることが重要です。ここでは、具体的な探し方から、徳島市ならではのエリア特性、そして見逃せない補助金情報まで、購入検討中のあなたをサポートする情報をお届けします。
徳島市の空き家、どうやって探す?
空き家探しにはいくつかの方法があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、あなたに合った方法を選びましょう。
不動産会社の活用
最も一般的な方法で、徳島市内の不動産会社に相談するのが確実です。地域の情報に精通しているため、インターネットには出ていない掘り出し物件を紹介してくれる可能性もあります。
- メリット:
- 多数の物件情報から希望に合ったものを提案してもらえる。
- 価格交渉や契約手続き、重要事項説明など、専門的な手続きを代行してもらえる。
- ローンや税金に関する相談も可能。
- 内見の手配や案内も任せられる。
- デメリット:
- 仲介手数料が発生する。
- 担当者との相性が重要。
インターネットサイト
大手不動産情報サイトは、非常に便利で多くの物件情報を得られますが、いくつかのデメリットも存在します。
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大手不動産情報サイトの活用: 「SUUMO(スーモ)」、「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」、「at home(アットホーム)」などが代表的です。これらのサイトでは、検索窓に「徳島市 空き家」や「徳島市 中古一戸建て」と入力し、価格帯、間取り、築年数、駅からの距離などの詳細な条件を設定して絞り込むことができます。
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メリット:
- 24時間いつでも検索可能: ご自身の都合の良い時間に、自宅から手軽に物件情報を探せます。
- 物件数が豊富: 多数の不動産会社が情報を掲載しているため、選択肢が広いです。
- 写真や間取り図が充実: 物件の外観や内装、部屋の配置などを事前に確認でき、内見の効率を高められます。
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デメリット:
- 情報が多すぎて迷いやすい: 物件数が豊富な反面、情報量が多すぎて、どれを選べば良いか迷ってしまうことがあります。
- 情報が古い場合がある: 売却済みにもかかわらず、情報が更新されずに掲載され続けているケースや、既に契約段階に入っている物件が残っていることもあります。
- 写真と実物のギャップ: 写真ではきれいに見えても、実際に内見すると想像と異なる場合があります。
- 専門的なアドバイスが得にくい: 物件情報提供がメインのため、個別の資金計画や法的な相談は別途専門家に依頼する必要があります。
地元情報誌
徳島県内で発行されている地域密着型情報誌は、インターネットでは見つけにくい情報や、地元の生活に根ざした情報が掲載されていることがあります。
- 情報源の例: 地域のスーパーやコンビニエンスストア、駅構内などに無料で置かれているフリーペーパーや、有料の地域情報誌などがあります。これらの情報誌には、地域の不動産会社が広告として物件情報を掲載していることがあります。
- メリット:
- 地域に特化した情報: 地元の不動産会社が扱う物件が多く、その地域ならではの掘り出し物件が見つかる可能性があります。
- インターネットに掲載されない物件: 小規模な不動産会社や、インターネット掲載に積極的でない売主の物件が掲載されていることがあります。
- 地域の情報も同時に入手: 不動産情報だけでなく、地域のイベント情報や店舗情報なども掲載されていることが多く、徳島での生活イメージを具体化するのに役立ちます。
- デメリット:
- 情報量が少ない: インターネットサイトに比べて、掲載されている物件数が限られることが多いです。
- リアルタイム性に欠ける: 発行サイクルがあるため、情報が古くなる可能性があります。
- 入手経路が限られる: 徳島県外に住んでいる場合など、情報誌を確実に入手するのが難しい場合があります。
- 情報が簡素: 写真が少なかったり、間取り図がなかったりするなど、物件の詳細情報が不足していることがあります。
知人・友人からの情報
徳島市に住んでいる知人や友人からの情報は、信頼性が高く、個人的なネットワークを通じて得られる貴重な情報源です。
- 情報源の例: 徳島市にご実家がある方、学生時代の友人、仕事関係の知り合いなど、徳島市に縁のある方々に空き家を探していることを伝えてみましょう。
- メリット:
- 非公開情報: 市場に出回る前の物件情報や、不動産会社を介さない個人的な売却情報が得られることがあります。
- 地域の実情: 物件情報だけでなく、地域の治安、住民層、買い物施設の使い勝手など、実際に住んでいる人しか知らない生の声を聞くことができます。これは、その地域に住む際の注意点や魅力を深く理解する上で非常に役立ちます。
- 信頼性: 信頼できる人からの情報なので、安心して検討を進められます。
- デメリット:
- 情報が限定的: 知人・友人の個人的なネットワークに依存するため、得られる物件情報が非常に少ない可能性があります。
- 情報の信憑性に注意: 善意の情報であっても、専門的な視点からの確認が不足している場合があります。物件の法的状況や築年数、修繕履歴など、重要な情報は必ず自身で確認する必要があります。
- 人間関係に影響: 売買交渉や契約の段階で問題が発生した場合、人間関係に亀裂が入る可能性もゼロではありません。
- 専門知識の不足: 売買契約に関する法的な知識や手続きに関するアドバイスは期待できないため、別途専門家(不動産会社、弁護士など)のサポートが不可欠です。
これらの情報源を多角的に活用することで、徳島市での空き家探しをより効率的かつ、成功に導くことができるでしょう。
エリア別!徳島市の空き家購入の魅力と注意点
徳島市は、中心市街地から郊外、そして水辺のエリアまで、それぞれ異なる魅力と特性を持っています。あなたのライフスタイルに合ったエリアを見つけるために、それぞれの特徴を把握しておきましょう。
中心市街地(例:新町、籠屋町、八万町の一部など)
徳島駅周辺や新町川沿いに広がるエリアで、商業施設や公共交通機関が集中しています。
- 魅力:
- 交通の便が良い: JR徳島駅や路線バスの利用が非常に便利で、車がなくても生活しやすいです。
- 利便性が高い: 病院、銀行、飲食店などが徒歩圏内に揃っており、都市生活を満喫できます。
- 注意点:
- 価格が高め: 徳島市内でも地価が高いエリアのため、空き家であっても購入価格が高くなる傾向があります。
- 駐車場確保が難しい場合も: 集合住宅の場合は駐車場がない、または別途契約が必要な場合があります。一戸建ての場合も、駐車スペースが限られることがあります。
- 歴史的建造物が多いエリアでの修繕規制など: 新町地区など歴史的な景観を保全するエリアでは、外観のリフォームに一定の規制がある場合があります。事前に確認が必要です。
郊外エリア(例:国府町、川内町、応神町など)
中心市街地から少し離れた、自然豊かなエリアです。
- 魅力:
- 自然が豊か: 田園風景が広がり、のびのびとした環境で暮らせます。
- 土地が広い: 比較的広い敷地の物件が見つかりやすく、ガーデニングや家庭菜園を楽しみたい方におすすめです。
- 価格が手頃: 中心市街地に比べて、購入価格が抑えられる傾向にあります。
- 子育て環境が良い: 公園や広い庭のある家が多く、子育て世代にも人気です。
- 注意点:
- 公共交通機関の便: バス路線はありますが、本数が少ない時間帯や地域もあります。
- 車が必須の場合が多い: 買い物や通勤・通学には車が不可欠となることが多いです。
- 買い物施設の距離など: 大型スーパーなどはありますが、日常の買い物に車が必要になる場合があります。
沿岸部・河川周辺エリア(例:津田、沖洲、川内町の一部など)
徳島市は吉野川が流れ、紀伊水道に面しているため、水辺に近いエリアも存在します。
- 魅力:
- 水辺の景色: 吉野川の河口や紀伊水道の眺望を楽しめる物件もあります。
- レジャー施設の近さ: マリンスポーツや釣りなど、水辺のアクティビティが好きな方には魅力的な環境です。
- 釣りやマリンスポーツ愛好家向け: マリーナや釣り場が近くにあるエリアもあります。
- 注意点:
- ハザードマップの確認(浸水リスクなど): 河川や海に近いため、ハザードマップで浸水リスクを確認することが非常に重要です。徳島市防災マップは市役所のウェブサイトで公開されており、浸水想定区域や避難場所が確認できます。
- 災害時の避難経路: 万一の災害時に備え、避難経路や避難場所を事前に確認しておきましょう。
- 塩害対策など: 海に近い物件では、外壁や金属部分の塩害対策が必要になる場合があります。
空き家購入で使える!徳島市の補助金制度
徳島市では、空き家の利活用を促進し、移住定住を支援するための補助金制度を設けています。空き家購入を検討する際は、下記のような制度をぜひ活用しましょう。
徳島市既存木造住宅耐震化促進事業
今後30年以内の発生確率が80パーセントとされている南海トラフを震源とする地震は、巨大地震となる可能性が指摘されています。また、全国各地で発生している巨大地震では、建物の倒壊により多くの人命被害が出ました。
老朽化した木造住宅、とりわけ旧耐震基準である昭和56年5月以前に建てられた木造住宅は、大地震により倒壊する危険性が高く、安全・安心な生活を送るためには住宅の耐震化を早期に図る必要があります。
徳島市では、木造住宅の耐震診断、耐震改修、耐震シェルターの設置、徳島県内での住替え(すみかえ)に伴う除却や減災化対策に対する補助事業を実施しています。
それぞれの対象条件など詳しくはこちらをご覧ください。
空き家購入、ここがポイント!失敗しないためのチェックリスト
夢の空き家購入を成功させるために、以下の点に注意して進めましょう。
- 物件の状態確認(リフォームの必要性、水回り、屋根など): 内見時には、リフォームが必要な箇所を具体的にリストアップしましょう。特に水回り(キッチン、浴室、トイレ)や屋根、外壁は高額な費用がかかる場合があるため、プロの意見を聞くことも検討しましょう。
- 重要事項説明書の確認(境界線、法令上の制限など): 不動産会社から渡される重要事項説明書は、物件に関する重要な情報が記載されています。土地の境界線、都市計画法に基づく建築制限、道路付けなどを必ず確認し、不明な点は納得がいくまで説明を求めましょう。
- 資金計画(購入費用、諸費用、リフォーム費用など): 物件価格だけでなく、仲介手数料、登記費用、固定資産税の精算金などの諸費用も考慮に入れる必要があります。さらに、購入後に必要となるリフォーム費用も予算に組み込んでおきましょう。余裕を持った資金計画が重要です。
- 近隣住民との関係構築: 新しい土地での生活を始める上で、近隣住民との関係は非常に大切です。内見時に周辺の雰囲気を確認したり、可能であれば挨拶をしておくなど、良好な関係を築くための第一歩を踏み出しましょう。徳島市では地域コミュニティが比較的活発なエリアも多いため、地域のお祭りや行事に参加することも、溶け込むための良い機会となります。
空き家を「売却したい」あなたへ〜徳島市の空き家を高く売る秘訣〜
徳島市で空き家の売却を考えている方へ、ここではどのような売却方法があるのか、どうすれば高く売却できるのか、そして徳島市独自の支援制度について詳しく解説します。
徳島市の空き家、どんな売却方法があるの?
空き家の売却には、大きく分けて3つの方法があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の状況に合った方法を選びましょう。
不動産会社に仲介を依頼する
最も一般的な売却方法で、不動産会社が売主と買主の間に入って売買契約を成立させるものです。
- メリット:
- 多数の購入希望者に物件をアピールできるため、高値での売却が期待できます。
- 価格交渉、契約書の作成、引き渡しなど、複雑な手続きを専門家が代行してくれるため安心です。
- 売却後のトラブル発生時も、不動産会社がサポートしてくれます。
- デメリット:
- 仲介手数料が発生します(売買価格の3%+6万円+消費税が一般的)。
- 売却までに時間がかかる場合があります。
- 成功事例: 徳島市内の地域密着型不動産会社は、地元の顧客ネットワークを持っているため、スムーズな売却につながるケースが多いです。特に、徳島市の特性(眉山が見える、吉野川に近いなど)を理解し、魅力を引き出してアピールしてくれる会社を選ぶのがポイントです。
買取業者に依頼する
不動産買取業者が直接、あなたの空き家を買い取る方法です。
- メリット:
- すぐに現金化できるため、急いで売却したい場合に有効です。
- 仲介手数料がかかりません。
- リフォームや片付けが不要な場合が多く、手間がかかりません。
- デメリット:
- 市場価格よりも売却価格が低くなる傾向があります。
- 買取業者の選定が重要です。
- どんな時に有効か: 相続した空き家で遠方に住んでおり、管理が難しい場合や、老朽化が進んでいてリフォーム費用をかけたくない場合などに検討すると良いでしょう。
個人間で売買する
インターネットの掲示板などを利用して、売主と買主が直接取引を行う方法です。
- メリット:
- 仲介手数料がかかりません。
- 自分のペースで売却活動を進められます。
- デメリット:
- 契約書の作成や重要事項説明など、専門的な知識が必要です。
- 売買後のトラブルが発生しやすいリスクがあります。
- 購入希望者を探すのに時間がかかることがあります。
エリア別!徳島市の空き家売却価格の傾向と対策
徳島市内の空き家売却価格は、立地によって大きく異なります。ご自身の空き家がどのエリアにあるかを確認し、それに合わせた売却戦略を立てましょう。
中心市街地(例:新町、籠屋町など)
徳島駅周辺や繁華街に近く、利便性が高いエリアです。
- 価格傾向: 高値で取引されやすい傾向にあります。特に、交通の便や商業施設の充実度が高い点が評価されます。近年は、中心市街地への回帰志向も高まっており、マンション需要だけでなく、利便性の高い一戸建ても注目されています。
- 対策:
- リフォームで付加価値をつける: 古くても水回りなどがきれいにリフォームされていれば、居住者にとっての魅力が増し、高評価につながります。
- 駐車場をアピール: 中心市街地は駐車場が少ない傾向にあるため、敷地内に駐車スペースがある場合は大きな強みになります。
郊外エリア(例:国府町、川内町など)
自然が豊かで、ゆったりとした環境が魅力のエリアです。
- 価格傾向: 比較的落ち着いており、土地の広さや庭の有無が価格に影響します。子育て世代や、広い敷地を求める層からの需要があります。
- 対策:
- 自然環境の良さをアピール: 周囲の緑や静かさなど、郊外ならではの魅力を前面に出しましょう。家庭菜園やガーデニングスペースがある場合は、それを強調するのも効果的です。
- DIY向けの物件として売り出す: 大規模なリフォームはせず、購入者が自由に手を加えられる「DIY向き」の物件として売り出すことで、独自の需要を喚起できます。
沿岸部・河川周辺エリア(例:津田、沖洲など)
吉野川の河口や紀伊水道に近い、水辺のエリアです。
- 価格傾向: ハザードリスクが価格に影響することがあります。一方で、水辺の眺望やレジャーへのアクセスが良い場合はプラス要因となります。
- 対策:
- ハザードマップに関する情報提供: 買主が安心して購入できるよう、徳島市のハザードマップ(浸水想定区域など)を事前に確認し、説明できるように準備しておきましょう。
- 防災対策をアピール: 耐震補強や浸水対策など、防災に関する対策が施されている場合は、その点を積極的にアピールすることで、買主の不安を軽減し、価格維持に繋げることができます。
空き家売却時に活用したい!徳島市の支援制度
徳島市では、空き家の適切な管理や利活用を促すため、売却を検討している方にも利用できる支援制度を設けています。これらを活用することで、売却のハードルを下げ、よりスムーズな取引が期待できます。
危険廃屋解体支援事業
- 制度の概要: 老朽化が進み、倒壊の危険性がある廃屋の解体費用の一部を補助する制度です。解体後に売却を検討している場合などに活用できます。
- 対象建築物
- 放置されたままになっている危険な住宅
- 解体・撤去などに関し、そのほかの助成交付金を受けていない建築物
- 所有者などに市税の滞納がない建築物 など
- 補助金額: 次の(1)、(2)の少ない額の2分の1、かつ、最大30万円(千円未満は切り捨て)
- (1) 補助対象経費(見積額)×80%
- (2) 床面積×国が定める標準建設費の除却工事費×80%
詳しくはこちらをご覧ください。
徳島市瓦屋根耐風対策支援事業
- 制度の概要: 台風などの強風による瓦屋根の飛散や破損を防ぐための耐風対策工事費用の一部を補助する制度です。売却前に屋根の状態を改善することで、物件の評価を高めることにつながります。
- 対象となる者
- 市内の瓦屋根の住宅の所有者、居住者(所有者から承諾が必要な場合があります)
- 市税に滞納がない
- 対象となる住宅: 工事費用に応じて補助金額が定められています。
- 申請方法の概略
- 居住している住宅(長屋、共同住宅、兼用住宅を含む)(兼用住宅の場合は、住宅以外の床面積の合計が延べ床面積の2分の1未満に限る)
- 瓦屋根(粘土瓦、プレスセメント瓦)で、令和3年12月31日までにふかれたもの
- 建築基準法の規定に著しく違反していない
- 過去に本補助金の交付及び他事業等において瓦屋根に対し補助を受けていない。など
詳しくはこちらをご覧ください。
徳島市危険ブロック塀等耐震化事業
- 制度の概要: 大地震等による災害を未然に防止するため、道路に面する危険なブロック塀等の撤去や、安全な工作物等に改修する費用の一部を補助します。安全性の向上は、売却時の物件評価に良い影響を与えます。
- 申請ができる方
- (1)危険性が高いブロック塀等の所有者もしくは管理者
- (2)市税に滞納がない
- 所有者:配偶者及び親子を含みます。
- 補助対象地に建物の有無は問いません(更地も補助対象)
- 補助金額
- (1)撤去工事又は改善工事:補助対象工事費の3分の2と基準額(1メートルあたり5,000円)のいずれか少ない額以内、かつ、
一敷地につき最大10万円(千円未満切り捨て) - (2)転換工事又は設置工事:補助対象工事費の3分の2に上記(1)の補助額を加算した額以内、かつ、
一敷地につき最大20万円(千円未満切り捨て)
- (1)撤去工事又は改善工事:補助対象工事費の3分の2と基準額(1メートルあたり5,000円)のいずれか少ない額以内、かつ、
詳しくはこちらをご覧ください。
空き家を高く売るための準備とコツ
少しの工夫と準備で、空き家をより魅力的に見せ、高値での売却につなげることができます。
- 清掃・片付けの重要性: 購入希望者が内見に来た際、まず目に入るのは物件の清潔感です。徹底的な清掃と不用品の片付けを行い、すっきりとした印象を与えましょう。
- 簡易的なリフォーム・修繕で印象アップ: 大規模なリフォームは不要ですが、壁の汚れを落とす、破損している箇所を修繕する、庭の手入れをするなど、簡易的な修繕や手入れをするだけでも、物件の印象は大きく変わります。
- 適切な価格設定のポイント: 周辺の類似物件の売却事例や、不動産会社の査定結果を参考に、適正な価格を設定しましょう。高すぎると売れ残り、安すぎると損をしてしまいます。
- 不動産会社とのコミュニケーションの取り方: 信頼できる不動産会社を選んだら、定期的に連絡を取り、売却活動の進捗状況を確認しましょう。疑問点や不安な点があれば、すぐに相談し、密なコミュニケーションを心がけることが、スムーズな売却への鍵となります。
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まとめ
徳島市における空き家の購入・売却は、地域の特性と適切な情報収集が成功の鍵を握ります。
購入を検討されている方へ
多様な魅力を持つ徳島市では、中心市街地の利便性、郊外の豊かな自然、水辺の景観など、エリアによって異なる魅力があります。物件探しは、地域に詳しい不動産会社の利用が最も一般的ですが、そのほかの選択肢も検討しましょう。購入費用を抑えたい方には、徳島市既存木造住宅耐震化促進事業のような補助金制度も用意されています。物件の状態確認や資金計画を怠らず、特に沿岸部・河川周辺の物件ではハザードマップの確認が重要です。
売却を検討されている方へ
徳島市の空き家を高く売却するには、売却方法の選択と事前の準備が欠かせません。より多くの買主にアプローチし、高値を目指すなら不動産会社への仲介依頼が一般的です。急ぎの場合は買取業者も選択肢になります。中心市街地の物件は利便性を、郊外は自然環境を、沿岸部は眺望などをアピールポイントにしましょう。また、危険廃屋解体支援事業や瓦屋根耐風対策支援事業、危険ブロック塀等耐震化事業など、売却前に活用できる徳島市独自の支援制度もあります。清掃や簡易な修繕で物件の印象を高め、適正な価格設定と不動産会社との密な連携が売却成功に繋がります。
徳島市で空き家に関する不安や疑問があれば、専門家や市役所の担当部署に相談し、賢く理想の空き家との出会いを実現してください。



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