古民家の格安物件の探し方&注意点!理想の古民家暮らしを実現する方法

古民家の格安物件の探し方と注意点を解説する写真 片付け
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古民家でゆったりとした暮らしをしたい!」「自然に囲まれた家でのんびり過ごしたい!」そんな思いから、古民家の格安物件を探している方も多いのではないでしょうか?

近年、都市部の喧騒を離れ、地方の古民家を購入または借りてスローライフを楽しむ人が増えています。特に「空き家問題」が深刻化する中で、自治体が古民家を活用する取り組みを進めており、100万円以下で購入できる物件や、無料で借りられるケースもあります。

しかし、古民家の購入や賃貸には見落としがちな注意点も多く、安さだけに飛びつくと、修繕費がかさむなどの思わぬ落とし穴にはまることも。

そこで本記事では、

  • 古民家の格安物件は本当にあるのか?
  • どうやって探せばいいのか?
  • 購入や賃貸時の注意点とは?

といったポイントを、初心者でも分かりやすく解説します。

この記事を読むことで、理想の古民家暮らしを実現するための具体的な方法が分かるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください!

古民家の格安物件は本当にあるのか?

田舎の古民家の写真

「古民家を安く手に入れて、自分好みにリノベーションしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか?
実は、日本全国には100万円以下で売られている古民家や、空き家バンクを活用して無料または格安で入手できる物件も存在します。
しかし、安いからといって飛びつくのは危険です。

ここでは、格安の古民家が本当にあるのか、その実態と注意点について解説していきます。

格安の古民家はどこにある?

格安の古民家が多いのは、主に過疎化が進んでいる地方都市や農村部です。
都市部に比べて住宅需要が低く、持ち主が住まなくなった家がそのまま放置されているケースが多いため、市場価格が非常に安くなる傾向があります。

具体的には、以下のようなエリアで格安の古民家が見つかりやすいです。

エリア 特徴 格安物件の例
北海道・東北地方 冬の寒さが厳しいが広い土地が手に入る 50万円以下で敷地付きの物件が見つかることも
中山間地域(長野・岐阜・和歌山など) 移住支援が充実している 100万円以下の古民家が多い
四国・九州地方 田舎暮らしの人気エリア 空き家バンク経由で無料物件が見つかることも

空き家バンクを活用すれば「無料」の場合も

全国の自治体が運営する「空き家バンク」では、所有者が維持できなくなった家が無料または格安で提供されることがあります。

ただし、空き家バンクの物件は築年数が古く、修繕が必要なケースがほとんどです。
自治体によっては補助金を受けられる場合もあるので、事前に移住支援制度を確認することが大切です。

いいかも地方暮らし というサイトでは地方への移住を考えている方向けの情報がまとまっています。移住支援制度を調べる際に役立てみてください!

なぜこんなに安いのか?

古民家が格安で売られている理由は主に以下の3つです。

  1. 需要が少ない
    → 都市部と比べて、地方の物件は買い手がつきにくい
  2. 維持費がかかる
    → 使っていなくても固定資産税がかかるため、手放したい所有者が多い
  3. リフォームが必須
    → 多くの古民家は老朽化が進んでおり、住める状態にするには改修が必要

たとえば、100万円で購入できる古民家でも、実際に住めるようにするためには500万円以上のリフォーム費用がかかることも珍しくありません。

項目 目安費用
屋根の補修 100万円〜300万円
水回りのリフォーム(キッチン・風呂・トイレ) 150万円〜400万円
断熱材・サッシの交換 100万円〜200万円
耐震補強 100万円〜500万円

そのため、「購入費用が安いからお得!」と考えるのは早計です。
総合的なコストを考え、どの程度の改修が必要なのかを事前に確認することが重要になります。

まとめ

  • 100万円以下の古民家は実在するが、リフォーム費用を考慮する必要がある
  • 「空き家バンク」や自治体の移住支援を活用すれば、無料or格安で手に入る可能性も
  • 安い理由は「需要の少なさ」「維持費」「リフォーム必須」などがある

次の章では、具体的な古民家の探し方について詳しく解説していきます。「どこで探せばいいの?」「どうやって見極めるの?」と気になる方は、ぜひ読み進めてください!

古民家の格安物件を探す方法

地方の古民家の写真

古民家の格安物件を探す方法はいくつかあります。近年ではインターネットの普及により、地方の不動産情報も手軽に調べられるようになりました。しかし、古民家ならではの探し方もあるため、それぞれの方法を詳しく解説していきます。

① 空き家バンクを活用する

空き家バンクとは、各自治体が管理する空き家情報を掲載したサイトのことです。人口減少が進む地域では、活用されていない住宅を格安で提供する取り組みが増えています。

空き家バンクの特徴

  • 価格が安い(数十万円〜無料の物件も)
  • 自治体による補助金がある場合も
  • 移住希望者向けのサポートが充実

主な空き家バンクの例

サイト名 特徴 URL
全国版 空き家バンク 全国の空き家情報を網羅 https://www.akiya-athome.jp
各自治体の空き家バンク 地域ごとの情報が詳しい 各自治体の公式サイトをチェック

空き家バンクを利用する際は、「○○市 空き家バンク」と検索すると該当のページが見つかることが多いです。

ちちぶ空き家バンク

ちちぶ空き家バンクの写真

秩父市周辺の空き家が掲載されており、非常にわかりやすいデザインが特徴的です。古民家のような物件から一般的な住宅まで様々な空き家を掲載しています。
ちちぶ空き家バンク

奥多摩空き家バンク

おくたま空き家バンクの写真

東京都奥多摩の空き家の情報が掲載されています。東京都心へアクセスしやすいことや東京都ながらも自然を満喫できることもあって人気のエリアです。
奥多摩空き家バンク

② 不動産サイトの「古民家」カテゴリをチェック

大手の不動産サイトには、「古民家」「田舎暮らし」といったカテゴリが設けられている場合があります。以下のサイトで「古民家」「格安」などのキーワードを入力して検索すると、希望の物件が見つかるかもしれません。

古民家を探せる主要な不動産サイト

サイト名 特徴 URL
古民家住まいる 古民家に特化した不動産サイト https://kominka.net
田舎暮らし物件.com 田舎暮らしに特化した不動産サイト 田舎暮らし物件.com

ポイント:

  • 価格フィルターを「500万円以下」などに設定すると格安物件が探しやすい
  • 築年数の古い物件を狙うと古民家に近い物件が見つかりやすい

③ 直接地元の不動産屋に相談する

地方では、インターネットに掲載されていない古民家物件も多くあります。「地元の不動産屋に直接問い合わせる」ことで、掘り出し物の物件を紹介してもらえる可能性が高まります。

地元不動産の探し方

  • Googleで 「○○市 不動産 古民家」 と検索
  • 直接店舗を訪問し、希望条件を伝える
  • 空き家の持ち主が売却を検討している場合もあるため、地域の人と交流するのも有効

注意点:

  • ネットに掲載されていない物件情報は不動産屋によってまちまち
  • 「再建築不可物件」や「文化財指定」など制約のある物件もあるため、条件をしっかり確認する

④ ヤフオクやジモティーなどの個人売買

意外かもしれませんが、ヤフオクやジモティーなどの個人売買サイトにも古民家が出品されることがあります。特に、空き家を手放したい個人が、直接売りに出しているケースがあります。

個人売買のメリット

  • 不動産会社を介さないため、価格交渉がしやすい
  • 手数料がかからない場合が多い
  • 条件次第で非常に安価で購入可能

デメリット・注意点

  • 契約手続きが自己責任になるため、専門家に相談したほうが良い
  • 登記や税金関係の手続きを自分で行う必要がある
  • 修繕の必要がある物件が多い

⑤ 現地の自治体の移住支援制度を活用

地方自治体の中には、移住者を呼び込むために、格安で住める古民家を提供しているところもあります。場合によっては、家賃無料リフォーム補助金が出ることもあります。

こうした情報は自治体の公式サイトに掲載されていることが多いので、「○○市 移住支援」や「○○町 空き家補助金」で検索すると見つかります。

先ほども紹介しましたが、いいかも地方暮らし というサイトでは地方への移住を考えている方向けの情報がまとまっています。移住支援制度を調べる際に役立てみてください!

まとめ

古民家の格安物件を探す方法には、空き家バンク、不動産サイト、地元の不動産屋、個人売買、自治体の支援制度など様々な選択肢があります。それぞれの方法にメリット・デメリットがあるため、状況に応じて組み合わせながら、理想の古民家を見つけましょう!

格安古民家を購入・賃貸する際の注意点

近畿地方にある古民家の写真

古民家を格安で手に入れることは可能ですが、購入後に予想外の出費や不便さに悩まされることもあります。ここでは、事前にチェックすべき重要なポイントを解説します。

修繕費用がかかる可能性が高い

古民家は築年数が古く、大規模なリフォームが必要な場合が多いです。特に、以下のような箇所は修繕が必須になることが多いため、事前に確認しておきましょう。

修繕箇所 修繕内容 費用目安
屋根 葺き替え・雨漏り修理 100万~300万円
壁・床 シロアリ被害や腐食の補修 50万~200万円
水回り キッチン・風呂・トイレの交換 100万~300万円
配管・電気 給排水管・電気配線の更新 50万~150万円

特に、水回りや屋根の修繕費は高額になることが多いため、安い物件を購入する際は「どれくらいの修繕が必要か」を専門家にチェックしてもらうのが重要です。

また、自治体によってはリフォーム補助金制度があるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

インフラが整っているかチェック

田舎の古民家では、水道・電気・ガス・インターネット環境が整っていないケースがあります。契約前に、以下のポイントを確認しましょう。

  • 水道:上水道が通っているか?井戸水の場合、定期的なメンテナンスが必要か?
  • 電気:配線が古い場合、電圧不足で家電が使えないことも
  • ガス:都市ガスではなくプロパンガスが主流。契約が必要
  • インターネット:光回線が通っているか?WiMAXや衛星回線で対応できるか?

特に、テレワークをする予定の人は通信環境を重視する必要があります。エリアによっては、ネット回線が遅かったり、工事に高額な費用がかかることもあるため、事前に確認しましょう。

近隣の環境やアクセスを確認

田舎の古民家は、住み始めてから生活の不便さを感じることが多いです。以下のようなポイントをチェックしておくと、理想と現実のギャップを減らせます。

  • スーパーやコンビニが近くにあるか
  • 病院や薬局へのアクセスは良いか
  • 子どもがいる場合、学校までの距離や通学手段
  • 公共交通機関(バス・電車)が利用できるか
  • 冬場の積雪や災害リスク(洪水・土砂崩れなど)

また、自治体によっては「移住者向けの支援制度」があり、補助金や支援が受けられることもあります。例えば、「移住体験住宅」のように短期間住んでみることができる制度もあるため、活用を検討してみると良いでしょう。

法的な制限がある場合も

古民家の中には、法的な制限がある物件もあります。購入後に「思うように改築できなかった」と後悔しないために、以下の点を確認しましょう。

再建築不可物件とは?

「再建築不可」とは、法律上、新しく建て直すことができない物件のことです。主な原因は以下の通りです。

  • 接道義務を満たしていない(建築基準法で幅4m以上の道路に2m以上接している必要がある)
  • 市街化調整区域に指定されている(都市計画法で新築が制限されるエリア)

再建築不可の物件は、土地の資産価値が低く、将来的に売却が難しくなるため、慎重に判断しましょう。

文化財指定されている場合

文化財に指定されている建物は、勝手に改修・解体ができない場合があります。特に、以下のようなケースでは注意が必要です。

  • 「登録有形文化財」に指定されている
  • 伝統的建造物群保存地区内にある
  • 改築に許可が必要な場合がある

文化財に指定されている物件は、自治体から補助金が出ることもありますが、改修には厳しいルールがあるため、事前に自治体の建築課などに確認しましょう

まとめ

格安で手に入る古民家には、多くの魅力がある一方で、修繕費用やインフラの問題、法的な制限などを事前にチェックすることが不可欠です。以下のポイントをしっかり確認して、後悔しない古民家選びをしましょう。

  • 修繕費用を事前に見積もる(特に屋根・水回り)
  • 水道・電気・ガス・ネット環境をチェック
  • 買い物・病院・交通の利便性を確認
  • 再建築不可や文化財指定の物件は慎重に判断

格安古民家は、慎重に選べば理想のスローライフを実現できる素晴らしい選択肢です。しっかりリサーチし、自分に合った物件を見つけてください!

まとめ

古民家の格安物件は、「空き家バンク」や「不動産サイト」「個人売買」などを活用すれば、十分に見つけることが可能です。しかし、価格が安いからといってすぐに飛びつくのは危険です。慎重に選び、事前にリスクを把握しておくことが大切です。

格安古民家を探すポイント

古民家を探す際には、以下のような方法を組み合わせると効率的です。

  • 空き家バンクを活用する(自治体が運営しており、安価な物件が多い)
  • 不動産サイトの検索機能を活用する(「古民家」「田舎暮らし」などのキーワードで探す)
  • 地元の不動産会社に直接相談する(ネットに出回らない物件が見つかる可能性がある)
  • 個人売買(ヤフオク・ジモティー)を利用する(交渉次第でさらに安く購入できる)

格安古民家を購入・賃貸する際の注意点

格安物件には隠れた費用が発生することがあります。特に、リフォーム費用やインフラの整備には十分な注意が必要です。

1. 修繕費用の把握

築年数が古い物件は、大規模な修繕が必要になることが多いです。特に、以下の項目はコストがかかりやすいポイントです。

修繕項目 概算費用(円) 注意点
屋根修理 50万~300万円 屋根材の種類によって費用が大きく変動
水回り改修 30万~150万円 水道管の老朽化によっては全面交換が必要
壁・床補修 10万~100万円 シロアリ被害がある場合は追加費用が発生
電気配線工事 20万~100万円 古い配線は火災のリスクがあるため要点検

2. インフラの確認

  • 水道・ガス・電気の整備状況
    田舎の古民家では、水道が通っていなかったり、プロパンガスしか利用できないことがあります。電気配線が古い場合は工事が必要になることも。

  • インターネット環境
    光回線が通っていないエリアもあるため、テレワークを考えている場合は事前にチェックが必要。

3. 近隣環境とアクセス

都市部と異なり、スーパーや病院が遠いことも多いです。また、最寄り駅やバス停までの距離が長いと、日常生活に影響が出ます。特に車を持っていない場合は、移動手段を考えておく必要があります。

移住支援制度を活用しよう

各自治体では、移住者向けの補助金制度や、住宅リフォーム補助金を用意していることがあります。以下のような支援制度が利用できる場合があります。

支援制度 内容
空き家改修補助金 リフォーム費用の一部を補助 50万円~100万円の補助金
移住支援金 移住にかかる費用を補助 最大100万円の支給
家賃補助 賃貸の家賃を補助 1年間の家賃半額補助

自治体によって内容は異なるため、気になる地域の公式サイトをチェックしてみましょう。

古民家暮らしは慎重に進めればお得!

格安古民家は、慎重に選び、必要なリフォーム費用や維持費を考慮すれば、理想の田舎暮らしを実現できる魅力的な選択肢です。ただし、物件によっては「安くても修繕費が高額になる」ケースもあるため、事前調査が重要になります。

  • 価格だけで決めず、修繕や維持費も考慮する
  • インフラや周辺環境を事前に確認する
  • 自治体の移住支援制度をうまく活用する

これらを意識して、後悔のない古民家選びをしましょう!

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